オンラインコードエディタ マニュアル
ブラウザでプログラミング練習ができるオンラインコードエディタの完全ガイド
目次
概要
オンラインコードエディタは、ブラウザ上でHTML、CSS、JavaScriptを編集・実行できるプログラミング学習ツールです。以下の機能を提供します:
- 3言語対応:HTML、CSS、JavaScriptを同時に編集
- リアルタイムプレビュー:コードの変更が即座に反映
- テンプレート機能:8種類のサンプルコードを提供
- 保存・読み込み:ブラウザにコードを保存・管理
- シンタックスハイライト:コードの見やすさを向上
主な機能
3言語対応
HTML、CSS、JavaScriptを同時に編集できます。言語ごとに専用のエディタが用意されています。
リアルタイムプレビュー
コードの変更が即座にプレビューエリアに反映されます。リアルタイムで結果を確認できます。
テンプレート機能
8種類のサンプルコードを提供。お問い合わせフォーム、ログインフォーム、ボタンサンプルなど。
保存・読み込み
作成したコードをブラウザに保存し、後で読み込むことができます。複数のプロジェクトを管理可能。
コンソール出力
JavaScriptのconsole.log()の出力を確認できます。デバッグや学習に役立ちます。
シンタックスハイライト
CodeMirrorを使用したシンタックスハイライトで、コードの見やすさを向上させています。
基本的な使い方
言語を選択
上部の「HTML」「CSS」「JavaScript」から編集したい言語を選択します。
コードを編集
左側のエディタにコードを入力・編集します。シンタックスハイライトが適用されます。
プレビューを確認
右側のプレビューエリアで結果を確認します。変更は自動的に反映されます。
コードを保存
「保存」ボタンでコードをブラウザに保存し、後で読み込むことができます。
言語モード
3つの言語モードで、それぞれ異なる機能を提供します。
HTML モード
Webページの構造を作成します。見出し、段落、画像、リンクなどの要素を配置できます。
<h1>見出し</h1>
<p>段落のテキスト</p>
<img src="image.jpg" alt="画像">
CSS モード
Webページのデザインを整えます。色、サイズ、配置、アニメーションなどを指定できます。
h1 {
color: blue;
font-size: 24px;
}
JavaScript モード
Webページに動きや機能を追加します。イベント処理、DOM操作、計算などが可能です。
console.log('Hello World!');
document.getElementById('button').onclick = function() {
alert('クリックされました!');
};
テンプレート機能
8種類のサンプルコードを提供しています。学習のスタート地点として活用できます。
お問い合わせフォーム
名前、メール、件名、メッセージの入力フィールドを持つフォームです。バリデーション機能も含まれています。
ログインフォーム
メールアドレスとパスワードの入力フィールドを持つログインフォームです。モダンなデザインが特徴です。
シンプルメニュー
基本的なナビゲーションメニューです。ホバー効果とレスポンシブ対応が含まれています。
等倍間隔メニュー
メニュー項目を等間隔に配置したナビゲーションです。均等なレイアウトが特徴です。
ボタンサンプル
8種類のボタンスタイルを紹介しています。プライマリ、セカンダリ、成功、危険など。
アウトラインボタン
枠線のみのボタンスタイルです。ホバー時に背景色が変わるアニメーション効果があります。
アラートサンプル
成功、警告、危険、情報の4種類のアラートメッセージです。色分けで視覚的に区別できます。
アニメーション付きアラート
フェードインアニメーションが付いたアラートです。CSSアニメーションの学習に適しています。
保存・読み込み機能
作成したコードをブラウザに保存し、後で読み込むことができます。複数のプロジェクトを管理できます。
保存機能
「保存」ボタンをクリック
現在のHTML、CSS、JavaScriptのコードがブラウザに保存されます。
保存完了
保存が完了すると、保存したコードのリストに追加されます。
読み込み機能
「保存したコード」ボタンをクリック
保存したコードのリストが表示されます。
読み込みたいコードを選択
リストから読み込みたいコードを選択すると、エディタに読み込まれます。
ベストプラクティス
コーディングの基本
- 適切なインデントを心がける
- 意味のある変数名・関数名を使用
- コメントを適切に記述
- コードの可読性を重視
- エラーハンドリングを考慮
学習のコツ
- 小さなステップで学習を進める
- 実際にコードを書いて試す
- エラーを恐れずに挑戦する
- 他の人のコードを参考にする
- 定期的に復習する
推奨学習順序
1. HTML
Webページの構造を学ぶ
2. CSS
Webページのデザインを学ぶ
3. JavaScript
Webページの動きを学ぶ
使用例
例1:シンプルなWebページ
HTML、CSS、JavaScriptを組み合わせた基本的なWebページ:
HTML:
<h1 id="title">Hello World!</h1>
<button onclick="changeColor()">色を変更</button>
CSS:
#title {
color: blue;
font-size: 24px;
}
JavaScript:
function changeColor() {
document.getElementById('title').style.color = 'red';
}
例2:インタラクティブなフォーム
ユーザーの入力に応じて動的に変化するフォーム:
HTML:
<input type="text" id="name" placeholder="名前を入力">
<div id="greeting"></div>
CSS:
#greeting {
margin-top: 10px;
font-weight: bold;
}
JavaScript:
document.getElementById('name').addEventListener('input', function() {
const name = this.value;
document.getElementById('greeting').textContent =
name ? `こんにちは、${name}さん!` : '';
});
例3:アニメーション効果
CSSアニメーションとJavaScriptを組み合わせた動的な効果:
HTML:
<div id="box">クリックしてください</div>
CSS:
#box {
width: 100px;
height: 100px;
background: blue;
transition: all 0.3s ease;
}
#box.animated {
transform: rotate(360deg);
background: red;
}
JavaScript:
document.getElementById('box').addEventListener('click', function() {
this.classList.toggle('animated');
});
便利な使い方
テンプレートを活用
8種類のテンプレートから始めることで、学習のスタート地点を明確にできます。
定期的に保存
作業中は定期的に保存して、進捗を失わないようにしましょう。
コンソールを活用
JavaScriptのconsole.log()でデバッグ情報を確認し、学習を進めましょう。
リセット機能
「リセット」ボタンで初期状態に戻り、新しい学習を始めることができます。
トラブルシューティング
プレビューが表示されない場合:
- HTMLの構文エラーがないか確認してください
- 「実行」ボタンをクリックして手動で更新してください
- ブラウザのJavaScriptが有効になっているか確認してください
- ページを再読み込みしてみてください
保存したコードが読み込めない場合:
- ブラウザのローカルストレージが有効になっているか確認してください
- プライベートブラウジングモードでは保存・読み込みができません
- ブラウザのデータを削除した場合は、保存されたコードも削除されます
- 別のブラウザでは保存されたコードは共有されません
JavaScriptが動作しない場合:
- JavaScriptの構文エラーがないか確認してください
- コンソール出力でエラーメッセージを確認してください
- HTMLの要素が正しく配置されているか確認してください
- イベントリスナーが正しく設定されているか確認してください
CSSが適用されない場合:
- CSSの構文エラーがないか確認してください
- セレクタが正しく記述されているか確認してください
- プロパティ名と値が正しいか確認してください
- CSSの優先順位(詳細度)を確認してください