レッスン16: ポートフォリオページの自己紹介セクションをスタイリングしよう

これまで学んできたCSSの知識を使い、自己紹介セクションをスタイリングします。

🎯 学習目標

  • 自己紹介セクションの視覚的な魅力を高めるCSSテクニックを習得する
  • グラデーションと配色を使って印象的な背景を作成する
  • 円形のプロフィール画像を効果的に表示する方法を学ぶ
  • テキスト要素の配置と余白調整で読みやすさを向上させる

📚 レッスン

プロジェクト概要

今回は、これまで学んできたCSSの知識を全て活用して、架空のポートフォリオページを作成します。HTML構造はすでに用意されており、皆さんにはCSSを中心に設計・装飾していただきます。

今回のプロジェクトの特徴
これは「塗り絵形式」の実践課題です。HTMLの骨組みは用意されているので、CSSで装飾を加えながら完成させていきます。実際の制作現場でもよく使われる手法です。

ポートフォリオの見本

以下のリンクから、今回のポートフォリオページの見本を確認できます。実際のデザインイメージを掴むために参考にしてください。

ポートフォリオ見本を確認する

学習の準備をしよう

このレッスンでは、ポートフォリオサイトの基礎的なスタイリングを行います。コードエディタを使って、実際にコードを書きながら学習しましょう。


ステップ3:自己紹介セクションをスタイリング

メインビジュアルとプロフィール部分を魅力的にデザインします。

設定する内容

  • セクション全体の中央揃えと背景の設定
  • 写真(仮画像)のスタイリング
  • 名前とキャッチフレーズの配置
  • プロフィール文の余白と読みやすさの調整

セクション全体の中央揃えと背景の設定

まずは、自己紹介セクション全体のレイアウトを整え、背景を設定します。

.hero {
    background: linear-gradient(135deg, #667eea 0%, #764ba2 100%);
    color: white;
    text-align: center;
    padding: 2rem 0;
}

効果

  • 十分な上下の余白(padding)でセクションを目立たせる
  • テキストは中央寄せにする
  • グラデーションで奥行きを出す

写真(仮画像)のスタイリング

次に自己紹介セクションの中心となる写真(仮画像)をスタイリングしましょう。

.profile-image {
    width: 150px;
    height: 150px;
    border-radius: 50%;
    margin: 0 auto 2rem;
    background: linear-gradient(45deg, #ff6b6b, #feca57);
    border: 5px solid white;
    box-shadow: 0 10px 30px rgba(0, 0, 0, 0.3);
    font-size: 3rem;
    color: white;
    font-weight: 700;
    display: flex;
    align-items: center;
    justify-content: center;
}

効果

  • widthheight:画像のサイズを150px×150pxに固定
  • border-radius: 50%:四角形の要素を完全な円形に変形
  • margin: 0 auto 2rem:上部の余白0、左右中央揃え、下部に2remの余白
  • background: linear-gradient(45deg, #ff6b6b, #feca57):暖色系のグラデーションで視覚的に魅力的な背景を作成
  • border: 5px solid white:白い枠線で写真を際立たせる
  • box-shadow: 0 10px 30px rgba(0, 0, 0, 0.3):下方向に強めの影をつけて立体感を演出
  • display: flexalign-items: centerjustify-content: center:中身を完全中央揃えにする(テキストや画像を中央に配置)
  • font-sizecolorfont-weight:イニシャルなどのテキストを表示する場合のスタイリング

名前とキャッチフレーズの配置

次に名前とキャッチフレーズを魅力的に表示します。

.hero h1 {
    font-size: 2.5rem;
    margin-bottom: 1rem;
    font-weight: 700;
}

.hero .subtitle {
    font-size: 1.2rem;
    margin-bottom: 1.5rem;
}

効果

  • 名前(h1)は大きめのフォントサイズと太字で存在感を出す
  • キャッチフレーズ(.subtitle)はやや小さめにしてバランスをとる

プロフィール文の余白と読みやすさの調整

自己紹介文を読みやすく整えます。

.hero p {
    max-width: 600px;
    margin: 0 auto;
    padding: 0 20px;
    line-height: 1.8;
}

効果

  • max-widthを設定して、長い行になりすぎないようにする(可読性向上)
  • line-heightを広めに取り、読みやすさを確保
  • 余白(padding)を設定して、小さな画面でも文字が端に張り付かないようにする

お疲れさまでした!以下のリンクから、今回の見本を確認できます。自分の書いた内容と見比べてみてください。

ポートフォリオ見本を確認する

チェックポイント:写真とテキストのバランスが整い、読みやすく表示されていればOKです。

✅ 理解度チェック

クイズに正解すると、このレッスンは「完了済み」として記録されます。

1. 自己紹介セクションの背景にグラデーションを適用する際、最も適切な方法はどれですか?

2. プロフィール画像を円形にするために使用するCSSプロパティはどれですか?

3. 自己紹介文の読みやすさを向上させるために、最も適切な設定はどれですか?

📚 リファレンス

このレッスンで使用した主要なCSSプロパティと概念:

  • background: linear-gradient():グラデーションを使った背景の作成
  • border-radius:要素の角を丸める(50%で完全な円形に)
  • box-shadow:要素に影をつけて立体感を演出
  • display: flex:Flexboxレイアウトによる中央揃え
  • text-align: center:テキストを中央に配置
  • max-width:要素の最大幅を制限して可読性を向上
  • line-height:行間を調整して読みやすさを確保

詳細については、CSSリファレンスをご覧ください。

📘 次回予告

次回のレッスン17では、ポートフォリオサイトのスキル紹介ボックスのスタイルを作成します。

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